特別な赤で彩られた、プルームの世界観がミラノデザインウィークに初登場

  • 文:井上倫子

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日本を代表する加熱式たばこブランド、プルームがミラノデザインウィークに初出展。ビビットな赤色の空間が多くの人に衝撃を与えた。

JTの加熱式たばこブランド「Ploom(プルーム)」が、2024年4月に開催されたミラノデザインウィークに初出展。3月に発売された数量限定カラーバリエーション「SPECIAL EDITION RED BY ORA ITO」のグローバル発売を記念して開催された。このデバイスはフランスの世界的デザイナー、Ora Ito(オラ・イト)によってデザインされ、今回の会場も同じくイトと共同で設計されている。

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最新型は、最高加熱温度を約320℃まで向上させることで、吸いごたえを引き出し、同時に緻密に計算された温度と気流のコントロールにより、たばこ葉本来の旨さを最後まで愉しむことができる。

プルーム・エックスは、いまや喫煙の主流となった加熱式たばこのなかでも、デバイスのデザイン性の高さが評価されているブランド。最新型の「プルーム・エックス・アドバンスド」は、JT独自の新加熱技術“パワーヒートフロー”を搭載。たばこの味わいだけでなく、手に持った時の持ちやすさ、携帯性、スティックを差してすぐに加熱がはじまるといったシームレスな動作性などが、多くのユーザーから支持される理由だ。

今回オラ・イトがデザインした「SPECIAL EDITION RED BY ORA ITO」は、光沢のある鮮やかな赤色のデザイン。プルームの直感的なデザインアプローチが、イトのトレードマークである「Simplexity(シンプレキシティ)」と共鳴し、シンプルな赤色がセレクトされた。

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会場は日系企業はじめさまざまなブランドが出展する「スーパースタジオピュー」の近く。

複雑なものを美しくシンプルに表現するというイトの哲学を表現した「SPECIAL EDITION RED BY ORA ITO」。今回のプロジェクトに対しイトはこうコメントしている。

「赤はとても象徴的な色ですが、真に魅力的なのは、そのインパクトです。部屋に赤いものをひとつ置くだけで、その独特のエネルギーがわかるでしょう。赤は、さまざまな解釈をすることができる色です。ある人は愛や情熱を感じるでしょうし、ある人は大胆さや力強さを感じるでしょう。私にとって、この特別な赤は、プルームと私が分かち合う、人々の感性を広げるための、この製品に対する情熱の象徴です」

会場はデバイスの世界観を伝える赤色をテーマに、複数の部屋で構成されている。1つ目の部屋は、プルーム・エックスのデバイスのような、光沢感あるシームレスな曲線を描く壁で区切られ、赤色の照明で照らされた空間。ラグジュアリーさとポップさを兼ね備えた異世界を生み出していた。

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写真のガラス机の上にある、デバイスを収納するケースなども合わせて発表された。

赤色の部屋に続く2つ目の部屋は、対照的に真っ白な空間。すべて赤色のインテリアで統一することで、暮らしの中にある赤色がどのようなインパクトを持つのか、イトが考える「赤色の持つ力」を体感できる空間となっていた。

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ディスプレイは紫、青、オレンジなどさまざまな色に変わりながら、独特のゆらぎを表現。

さらに奥に進むと、プルーム・エックスが持つ先進性を体感できる空間も。天井と壁がつながった大型ディスプレイには、ゆらめく映像が流れる。天井に向けて手をかざして動かすと、人の動きに反応し水の流れのように模様が動く。

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左がデザイナーのオラ・イト。世界各国のジャーナリストや関係者が集まる中、トークイベントが開催された。

また、デザインウィーク期間中にはイト本人が登場するトークイベントも開催された。プルームの世界観と共鳴した点、そして赤色に込められた特別な想いなどが語られた。

今後もデザイナーとのコラボレーションを続けていくというプルーム・エックス。ミラノデザインウィークという一流のデザイナーが集まる舞台で披露された特別な“赤”を、その目でチェックしてほしい。

JT


https://ploom-x-club.clubjt.jp/contents/ora-ito